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高知県商工政策課長、共謀し不正に貸し付け
高知県商工政策課長だったA被告(54)が,信用組合高知商銀の前理事長のB被告(80),元同専務理事(昨年4月に自殺)らと共謀し,A被告らの利益を図る目的で96年6月から97年4月までの間,A被告に対する計5億2500万円の融資のうち事前徴収した金利分を除く計5億2164万円を不正に貸し付けて全額を焦げ付かせ,商銀に損害を与えた。
またA被告は県海洋局次長だった98年10月,須崎市内の造船会社社長から現金1500万円をだまし取った。同商銀は経営破綻に追い込まれた。
A被告は懲役4年6月(求刑懲役6年)。B被告は懲役3年執行猶予5年(求刑懲役4年)。
弁護人は「全国各地で多額損失事件を引き起こしている商品先物取引の悪徳業者に食い物にされた果ての犯行だった」と釈明。その上で「企業誘致で多大な功績を残し,業務遂行のために多額の私費を使ってきた被告が,公務のためにある程度個人で自由になる金があればとの思いなどがあり,そこを先物取引に勧誘された。出世欲などのためではない」とした。
被告が被った5億2500万円の損失のうち2億数千万円が手数料として先物業者に入っている。被告の破産管財人は先物業者を相手どった損害賠償訴訟を検討。巧妙な手口で先物取引に勧誘し,膨大な手数料を稼いだ。